上位の女子校が次々と高校からの門を閉ざす中、豊島岡は門を開け続けている。偏差値と学費の高低は比例するが、その中にあって豊島岡はこの点でも例外中の例外である。「レベルが高いのに学費が安い」―これで支持されないわけがない。年を追って高学力の受験生が集まり、出口の実績の上昇は驚異の的である。
　前身が裁縫学校だったことを示す毎朝５分間の「運針」。集中力を養うとともに、「毎日続けること」で、「驚くほど上達すること」を体で気づいてもらうために行っている。豊島岡の力の源泉は、いまの子どもたちが失っているこうしたものを回復させるところから始めていることにあるような気がする。


豊島岡女子学園中学校HP

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