少年時代を東京の山の手で過ごした人間にとっては東洋英和はちょっぴり「敷居の高い」学校である。
いいところのお嬢さんが通う学校、勉強もできそう、六本木にあるからファッションセンスもあり美人そう……そんなイメージが複合して英和を形成している。
もう少し学校を知ると、毎朝20分の礼拝、週1時間の聖書の時間、ディアコニア(隣人に仕える)活動……など、「神を敬い、隣人を愛する」建学の精神が強く生きている学校だということに気づくことになる。
教科の勉強においても、入試対策ではなく学問的教養の養成を目指していることを知り、『敷居』は「敬遠」から「尊敬」へとニュアンスを変えるのである。
東洋英和女学院中学部HP
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