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日本音楽高等学校 |
東京都 |
女子校 |
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▲学校ホームページ(クリックで表示) |
△日本音楽高等学校の説明会に行ってきました。いきなり、生徒によるデモンストレーションからはじまりました。
△サウンド・オブ・ミュージックから「ドレミの歌」と「ひとりぼっちの羊飼い」を、生徒たちが披露してくれました。
△この学校らしいユニークな演出です。歌をうたう生徒たちも踊る生徒たちも、表情は楽しそう。塾対象説明会に行って、生徒に会えるのは稀。学校の雰囲気がよくつかめました。
△そして、小山校長の挨拶。
・学校の前身は1903年創設で、「愛と和と誠実」の建学の精神を大事にしている。
・今、「知性と芸術の融合」を目ざしている。
・生徒の受けとめ方は、「学校が楽しい、授業が面白い」。今年卒業した生徒は39名だったが、そのうち皆勤が12名もいた。
・本校の同窓生で、宝塚に入団して舞台で活躍している人が2名いる。
△続いて学校紹介。なんと、生徒による学校紹介でした。これもユニーク。
・今年からスタートしたアドバンスコースの1期生1年生の生徒は、「少人数なので先生と生徒の距離が近い。わからないことは何でも先生に質問しやすい。他のコースのみんなとも交流が出来るからいい。自分は音楽とバレエを選択しているが、それぞれ音楽コースの人やバレエコースの人と楽しくやっている」と話していた。
・バレエコースの生徒は、「週3回のバレエレッスンがある。高校で本格的にバレエを学べるのは珍しいと思う。また、ジャズダンスや他のジャンルのダンスも学んでいる。
アドバンスコースとも交流があるから、実技だけの学校ではない本校を選んだ」と、意欲的だった。
△募集要項の説明は、教頭の中野先生からあった。
・本校の推薦入試には、単願のA推薦、併願のB推薦、それと、自己推薦のC推薦がある。
「自己推薦」は本校独自のもので、800字以内で自分をPR する自己推薦書を提出するだけで応募できる。各推薦の応募基準の説明あり。
・推薦入試の試験内容は、普通科が書類審査と親子面接、音楽科が書類審査・親子面接・実技。
・一般入試の試験内容は、普通科が基礎力テストと親子面接、音楽科が基礎力テスト・親子面接・実技。
△いずれも親子面接がある。「親子面接」を重要視しているのは、小規模で家庭的な学校だからとか。
・特待生制度についても説明あり。
△次に、平成21年4月開校する「有明教育芸術短期大学」の紹介がありました。
・今、東京・有明地区に校舎を建築中。
・3年制・共学の「子ども教育学科」100名と、2年制・共学の「芸術教養学科」90名の2学科。
・教育の基本は人と人とのつながり、芸術は表現することで心をひとつにするという観点から、「人と人とをつなぐコミュニケーション、心と心とをつなぐ芸術表現」を打ち出している。
<私の感想>
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訪ねたとき、ちょうど併設の保育園児が運動会の練習をしていました。 |
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説明会はとにかくユニークでした。 |
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生徒4人による学校紹介のとき、発表した生徒一人ひとりに校長や教師から温かいねぎらいのシーンがありました。ごく自然に、先生が親のような気づかいを示していたのは印象的でした。校風はファミリーシップと言えそうです。 |
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伝統のある本校も、時代とともに変化しようとしていますね。平成20 年度にアドバンスコースをつくり、平成21年度は短大を創設しようとしている。これからが頑張りどころと感じました。 |
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