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栄東中学校・高等学校 |
埼玉県 |
共学校 |
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△田中校長の話からはじまりました。
・学校づくりで大事にしているのは、生徒に「学校へ来て良かった」と思えることを見つけてもらうこと。
・学校行事や部活動がまずあって、学力向上はその後。部活動には、99.9%の生徒が参加している。
・教師は、学校行事と部活動に振り回されている。
・生徒に「20年後の履歴書」を書かせているが、ジョブコンテンツでは親にエントリーしてもらって、いろんな職業人の話を聞かせている。生徒に目的意識を持ってもらう。
△親のなかには弁護士もいて、論理的思考力をつけることの大切さを学んだり…。
・「地頭力」「リベラルアーツを磨く」・・・・・・の言葉が何度も出てきた。
・教師は、出来ない生徒であっても、寄り添い、生徒を伸ばしていく。
△…といった、特色のある教育方針を話した。
△その後、各教科の先生が、パワーポイントを使い、入試問題の傾向と対策を話す。内容は、説明会資料にそっくりそのまま出ています。
△最後に、来年度入試について。
・栄東中学校は併願者が多く、たくさんの合格者を出しているそう。 受験者の半数ぐらいが合格している。
・
従来と変わる点は、スカラシップ=特待生の合格者を大幅に拡大するそうです。東大クラスで250名を予定。従来は150名。
・今年の大学入試では、栄東は躍進しています。「国公立合格者増加数:全国4位」「慶大合格者増加数:全国1位」とのこと。
△4・5年前までは早慶上智の学校と見られていたそうですが、4年前に東大クラスをつくり、3年前にカリキュラムを見直し、教育内容の改革を行った結果、近年は国公立大への合格者が目だって増加。早慶から国公立へのシフトを念頭に置いている由。これは、生徒や社会の要請に沿うものとのこと。来年以降、バクハツ的な結果を出したいとも。
●高校の説明会も聞きました。
△説明会の構成は、中学と同様でした。おもなポイントは、
・国公立と慶応については今年、結果を出せた。ライバル校と比べ遜色はない。来年の目標は、東大12 名、国公立150 名、早大120 名、慶大100 名。
・学校に質問があったという「実際に進学した人数」が、担当者より報告されました。
△国公立合格0107・・・・ 進学74
△早大合格0101・・・・・ 進学43
△慶大合格0071・・・・・ 進学36
△上智合格0062・・・・・ 進学14
△東京理科大合格0135・・ 進学30
・各教科の対策について。説明会資料がそのまま映し出されて説明されました。
△印象に残ったのは英語。東大クラスの大学では未知の単語が出てくるのは当然。未知であっても、前後から類推して考えれば解ける。英語は暗記科目ではなく、思考科目であると考えている。
<私の感想>
3年前の教育改革で順調に実績を出しはじめた栄東は、今は変更することもほとんどなく、このままの方針で進むことに自信を持っているようでした。先生たちの話も自信にあふれている感じ。そういえば、会場へ向かって廊下を歩いていたとき、休み時間のせいか、何人かの生徒とすれ違いました。生徒から「こんにちは」と元気よく挨拶されました。
校内に明るい雰囲気を感じたものです。
やはり学校教育の世界では、難関大学への合格実績向上とか、偏差値アップとか、先生の頑張りとかが、モチベーションを上げる大きな要素なのですね。
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