教育春秋
校名は長くするのがトレンド?
 缶コーヒーの「ジョージア」に、「ジョージアエメラルドマウンテンブレンドブラック」という種類があるのをご存知だろうか。意図的に長く、長くしたとしか考えられないネーミングである。商品名を店員に言って購入する商品であったら、こんなことはありえない。極力短い表現にするところだ。これはコンビニの店頭で客自身が選んで手に取るものなので、普通の缶コーヒーではないということを強調したいがためにわざとこうしたということだろう。

そういえば最近、校名も長くなる傾向があるようだ。来年から校名を変更する茨城の聖徳大学附属聖徳は聖徳大学附属取手聖徳女子と、4字も増える。東海大学系列も、東海大学付属高輪台高等学校中等部のように、中学校は高等学校を入れて中等部とするように変わった。
 以前は、日本女子体育大学附属二階堂、東邦音楽大学附属東邦第二、明治大学付属中野八王子、愛国学園大学附属四街道など長いものはごく限られていたように思うが、このところの新校名は、横浜富士見丘学園中等教育学校、宝仙学園共学部理数インター、村田学園小石川女子、東京都市大学等々力・・・・・・と、長くするのがトレンドのようである。

 長い名前の話は短く終えるのがいいようで・・・・・・。

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「安田研通信」2009年11月上旬号

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