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明治大学付属
中野八王子中学校・高等学校 |
東京都 |
共学校 |
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△明治大学付属中野八王子中学校・高等学校は、八王子の丘陵地に広大なキャンパスを構えていました。
△最初に学校長の挨拶が予定されていましたが、健康上の理由で、教頭の小岩利夫先生が挨拶されました。
・開校して24年目を迎える。本校の生徒は、八王子駅と秋川駅からスクールバスを利用している。不便なところに位置しているから、不便を越えて「本当に入りたい」という生徒が集まってきている。
・本校は「登校指導」をしている。毎朝、校門で、登校する生徒の姿をチェックする。生徒の身だしなみ・マナーもしっかりやっている。
・最近、本校が難しくなったのではないかと言われているが、そうではなく、受験生の幅が狭まってきたのだ。これについては後ほど説明したい。
△続いて、進路指導部長の角田先生から、進路指導について説明がありました。
・本校を目ざす生徒は将来、明治大学進学を頭に思い描いているので、今日は明治大学への進学状況を話したい。今年の本校の明治大学進学率は80.6%で、これまでの最高に達した。まだ数%伸びるワクを残していたが、希望する生徒がいなくてこの結果になった(高3生310名中、250名が明治大学へ進学)。今後、明治大学進学率は80%を目安に考えていいと思う。
・明治大学に進学するには、高1からの定期試験評価点+3回の統一テストで成績順位を出して判定しているが、あくまで本人の志望が第一。今年、280番目の生徒も合格していた。学部別進学状況は資料にあるとおり、かなり幅広い。これは強制したわけではなく、生徒が将来何をしたいかで志望した結果である。
・“高大提携”として、「簿記検定」と「法学検定」がある。本校生徒には受験勉強はないけれど、一歩先んじて、大学の授業をスタートできる。簿記検定は大学の先生が指導し、法学検定は明治大学駿河台校舎で受講する。高1 対象に「特別進学講座」もある。これは、明治大学の学部長が生徒に説明するものだ。さらに理系志望者には「明治大学生田校舎見学会」もしている。
△このような“高大提携”は、大学生になったとき最初のスタートダッシュが効く学生になってほしいため。
△というのも、最近、大学の中途退学者が多く、とくに最初の授業に乗れなかった学生に中退が多くなっている。そこで本校の生徒には、大学に入って一歩先んじてリードできる学生になってほしいと思う。
・明治大学以外に進みたい生徒は、他私立大学の指定校制を利用しているが、特に成績が良くて国公立大学の一般入試を受験する生徒もいる。その場合、本校には「国公立大学併願制度」というものがあり、仮に国公立がダメだったときも明治大学に入ることができる。
・明治大学について少し触れる。明治大学は今、大きく変革している。カリキュラムの中に留学が入っているような「国際日本学部」が生れたりしている。また、食料と環境を研究するような新学科も誕生している。
△このあと、平成21年度入試について、広報委員長の先生から説明がありました。
・今年の中学入試結果は、受験生が減り、合格者が増えている。1回目入試では、男子受験生は12人増え、女子受験生は52人減った。2回目入試では、男子が18名増え、女子が75名も減った。受験者層が狭まってきており、同じくらいのレベルの生徒が増えている。
△女子受験生は受かりやすいところを受ける傾向にあり、2月2日までにどこか1校を決めようという傾向があって減っているようだ。レベルが同じくらいの生徒が受験するので、ケアレスミスが合否を左右しやすい。入試科目では、算数の出来が合否を分けている。
・平成21年度は、中学校募集人員に変更がある。
第1回入試募集定員:120名(10名減)
第2回入試募集定員:40名(10名減)
△これまで1クラス45名だったが、40名にしていきたい(40名4クラス)。中身の充実のため減員したい。
・平成22年度(現小5年)から、4科目入試に変更する。
<私の感想>
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明治大学に多数が入学でき、受験勉強がいらない分、生徒は受験勉強以外に頑張る対象を見出す必要があるでしょうね。広大なキャンパスの恵まれた運動施設(400mトラック、サッカー場、テニスコート、プール、体育館)を使って、 思う存分部活動したり、多彩なイベントに充実感を感じているのでしょうね。 |
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