「自分は勉強だけしていればいい。あとはすべてお母さんがやってくれる」―そんな受験生活がわが子を『小皇帝』にする。 いま中学受験は大変過熱しています。「私立中学に入れないことには、わが子は将来、下流階層に落ちてしまう。」―そんな切迫した空気さえ漂っているほどです。 熱心になるあまり、「過保護」ならぬ「過教育」に走っているご家庭も多く、その挙句、親子関係、夫婦関係が壊れるケースも生まれています。 受験は、単に合格・不合格の問題ではなく、どのような受験生活のしかたをしたかが、その後のご家庭に大きな影響をもたらします。 「結果も大事」「プロセスも大事」、このことをしっかり肝に銘じて受験に臨んで欲しい、そう願ってこの本を書きました。