安田代表の執筆活動
 『JBpress』2022 年12月17日配信 (JBpress)

◎ 中学入試「9年連続受験者増」が止まりそうな気配、受験熱は冷めてきたのか 開成、麻布、豊島岡女子学園などハイレベルな人気校が軒並み減少予想のワケ(1/4) | JBpress (ジェイビープレス) (ismedia.jp) 「増え続けてきた中学受験者人口だが、2024年度入試ではついに止まりそうな気配である。小6生数自体が5800人も減ること、4大模試の受験者数の減少、過去問出庫数の減少、合同相談会・学校説明会への不参加率の上昇、それらに加えて家庭の“熱”も少し冷めている……など、その“兆候”をいろいろな側面から探っています。ページは こちら

 『JBpress』2022 年7月30日配信 (JBpress)

◎ 中学受験において“国際派私学”というカテゴリーに分類される学校が年々増え、難関校となっている。なぜいまこうした学校が人気なのか。代表的存在である渋谷教育学園渋谷、広尾学園を中心にその理由を探った。中学受験に縁のなかった人は、三田国際学園、開智日本橋学園、かえつ有明、文化学園大学杉並、八雲学園……などの校名はなじみが薄いかもしれない。
 これらの学校の共通項は、女子校が共学化(多くは校名も変更)し、それを機にグローバル教育に大きく舵を切った点にある。いずれも英語教育を“使える英語”にシフトし、海外に留学する機会も豊富に用意している。また、多くが帰国生入試に力を入れ、在籍者に占める帰国生の比率が高い点でも共通している。ページは こちら

 日本経済新聞(2023年5月16日夕刊/日本経済新聞社)

◎ 火曜日の夕刊に設けられている「育む」に『中学受験校選び 3つの視点で』という大きな記事を書きました。◇学校訪問の前に、「わが子にはどう生きてほしいのか」などについて話し合い、ご家庭の価値観・軸を作ってください。◇人間性は多感な中高時代にこそ養われる。「人間性を育む」ことを大切に考えているかどうかも、学校選びの大きなポイントのひとつとなる。◇保護者が先を歩いてしまいがちだが、子どもの意見を聴きながら進めてほしい。受験は子どもを自立させるいい機会。などについて触れました。

 『JBpress』2023年5月14日配信 (JBpress)
空前の中学受験ブームの裏で「生徒募集停止」に追い込まれる学校の共通点とは
◎ 「空前の中学受験ブームの裏で『生徒募集停止』に追い込まれる学校の共通点とは」という長文の記事を書きました。大学の閉学を前提とした『学生募集停止』が次々と報じられています。で、中学受験、高校受験ではどうなのか? 過去10年をさかのぼって調べてみました。それぞれ大学とは異なる事情が浮き彫りになりました。また、中学と高校では正反対のベクトルでした。ぜひお読みください。 こちら

 日本経済新聞(2022年11月15日夕刊/日本経済新聞社)

◎ 「偏差値で選ばない中学受験」というタイトルの記事を書きました。6段にわたる大きな記事でした。「志望校について探ってみると、以前は付属校選択を含めた大学進学への進学実績や偏差値が判断する際の主要指標だった。それが、わが子が巣立つ時代は今よりずっと厳しくなる。そうした時代を生き抜く『武器』としての各種スキルを身に付けさせたいに変化している」。そのあとにその理由を挙げた後で、最後に「長期間保護者が熱心に受験に参画していると、詳しくなるあまり、本人より先を歩き、リードしがちになる。受験校も保護者が決めてしまう。が、答案に向かっているまさにその時、『本人の何が何でも入りたい』という意欲がボーダーラインを越えさせる1点につながる。本人の意見を聴き、自分で決めたという経験をさせてほしい。」と記しました。

 『JBpress』2022年11月10日配信 (JBpress)
高校が大学と協定を結ぶ「高大連携」が女子校ばかりに急増している理由
◎ 近年、付属校でもなく、指定校推薦の関係だけでもない、高校と大学の連携「高大連携」が進んでいる。大学と連携協定を結んでいる中高は圧倒的に女子校が多い。どのような大学が多いかといえば、医療系、理工系の大学が多い。医療系は女子生徒の進学希望先として医歯薬看護系が多く、こうした分野の大学の学びを事前に知っておくことでモチベーションを高め、なおかつミスマッチを防ぐうえで有効だからである。理工系はこれからの時代を考えて理数に強い女子を育てていこうという中高と、理工系大学が“リケジョ”を欲しがっているというニーズが合致したものと言える。大学側は少子化に備えて中高とのパイプを強化しておきたい、中高側は大学と関係を持つことで入試での生徒募集につなげようという狙いがある。「高大連携」はこのように両者の生き残り戦略という面があるため、今後もますます増えていくことが予想される。 ページは こちら

 『JBpress』2022年10月28日 (JBpress)
東大合格者多数輩出の「洗足学園」、さらなる高みを見据えた学校運営の革新性
◎ 過去40年間で偏差値が20ポイントと最も上昇した学校、2022年度の東大合格者数(20名)が女子校で全国第3位など、インパクトのある材料がいくつもある。だが、それ以上に私が注目しているのは、どこよりも“時代の先端を歩いている”点だ。そのほか、洗足と言えば、「英語教育のレベルが高いこと」、「帰国生が大勢いること」、「ハーバード大学をはじめ海外大学に合格者を出していること」などが特徴で、グローバル教育のイメージが圧倒的に強い学校である。それが、2つある図書館の1つの入り口に置かれた書棚に飾られているすべてがサイエンス系の雑誌。放っておいても洗足の環境なら生徒は英語に強くなる。で、生徒が巣立つこれからの時代を考えたら、サイエンスに興味・関心を持っていることが生徒の人生にプラスになるはずだ──学校がそう考えて意図的に行っていることが読み取れる。 ページは こちら

 『進学レーダー』2022年9月号 (みくに出版)

◎ 「進学レーダー」には長年連載しています。「いまどきの中学高校受験事情」という連載ですが、この号からは、受験案内等にはあまり出てこない隠れた魅力を取り上げています。
 この号では、穎明館の体育の授業や食堂のメニューが他校とは違うこと、学習院女子が意外に体育会系であること、男子部・女子部に分かれている国学院久我山に男女一緒に学ぶ機会があること、女子美独特の「アート・イングリッシュ」について書いています。

 朝日小学生新聞 (2022年8月4日/朝日学生新聞社)

◎ 中学校教育ルポの記事で明星学園を訪れました。タイトルは『明星学園―これからの時代に求められる教育のかたち』。チームを組み、作品を制作する過程のキーワードはイマジネーションとコミュニケーションでした。
 自分で発想し、意見を交わし、互いに手を動かし、試行錯誤しながら、ものを作り上げる経験。これらこそ厳しい時代を生き抜く上で必要な資質に違いないでしょう。

 日本経済新聞(2021年4月5日朝刊/日本経済新聞社)

◎ 日本経済新聞の教育のページに、「増える大学の付属校 入試の一般枠維持を 入学機会偏る恐れ」という2000字以上の原稿を書きました。
 付属校・系属校の増加、「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の募集人員の増加で年々一般枠が狭くなっています。またこうした学校、選抜方式は、様々な体験をさせてもらえた成育環境、在籍校から良質なサポートが受けられた生徒ほど通りやすい。生徒が自分の力でどうにかできる受験システムの確保、募集人数枠の維持は、公共的な存在としての大学の責任ではないか。という趣旨のことを書きました。

  NEWSポストセブン (2020年11月25日/小学館)

◎ 女子大の付属校で、卒業生の半数以上が併設大学に進む学校は、今では共立女子第二、昭和女子大学附属昭和、女子美術大学付属、日本女子大学附属の4校しかない。女子大の不人気が続いて他大学に進学させないと生徒が集まらないことから付属校というよりは進学校になっているのだ。
 がここへきて、中学受験において4校は応募者を増やしている。その要因として、大学側のアグレッシブな姿勢、とりわけ従来なかった分野の進路開発が、在校生に進学先として選ぶことを促し、さらにはそうしたことが受験生・保護者にも伝わり、応募者増にもつながっている―そうしたことを執筆しました。 ページは こちら

 週刊東洋経済8月29日号(発行/東洋経済新報社)

◎ 「本当に強い高校」という特集の中で、『名門公立校の底力 最上位校の人気が加速へ』のタイトルで2ページの記事を執筆しています。近年トップ公立高校が実績を伸ばしている要因として、「学区の撤廃ないし拡大」、「進学重点校指定」、「入試問題の高度化」の3つを挙げて解説しました。
 ・学区の撤廃で、学力に自信のある生徒が特定の学校に集中するようになった。/ ・それを制度的により強めたのが、東京都が2001年に日比谷、戸山、西、八王子東の4校を「進学指導重点校」にした「進学重点校」施策で、その後首都圏を中心に各県に広がった。/ ・そのうえで、上位校は英語・数学で共通問題ではなくハイレベルな出題をすることで、入学前から高度な学力を要求していることが大きい。と、解説しました。  

  NEWSポストセブン (2020年5月25日/小学館)
◎ コロナ不況のいま、ネット上では「中学受験どころじゃない世界になる」「私立中学から公立中学に転校者が続出?」などのスレが飛び交っている。6年連続で受験者が増えていた中学受験人口だが、来年は一転激減してしまうのだろうか。という問いに、3つの点から意外に減らないのではないかと考察している。
 ●コロナ不況の直撃を受けている、『非正規雇用層』からはこれまでも受験者はいない。主たる供給源である企業社会の『管理職・専門職層』『正社員層』からはすぐには減らないとみるのが妥当だ。●現小学6年生・5年生はすでに3年、2年と塾通いに投資してしまっている。ここで止めたらこれまで少なからずかけた分が水泡に帰す。これからどうするか迷っている小学校の低学年、中学年の家庭はともかく、すでにのめりこんでいる家庭はそう簡単には撤退できない。●ここへきてオンライン授業での公立・私立の差が顕在化している。学力保証以外の面でも私学の優位性が逆に際立っている。 ページは こちら 

  NEWSポストセブン (2019年7月21日/小学館)

◎ NEWSポスト&セブンに、最近増えている「高大連携」について書きました。学部、研究室単位での交流は以前からありましたが、最近は法人として正式に協定書を結ぶ例が目につきます。23区内の私立大学の定員の厳格化によって有力私大が軒並み難化し続けていることが、こうした取り組みを盛んにしている背景です。また「高大連携」というと、私立中高が生徒募集を有利に運ぼうと大学との関係を強めようとしているという見方が一般的ですが、大学側にも大きなメリットがあり、つまりはWin-Winの関係であることを指摘しました。ページは  こちら 

  NEWSポストセブン (2018年2月17日/小学館)

◎ 中学入試では、大学入試改革を先行するかたちで、思考力問題、総合問題を出題する学校が増えています。そうした問題の例を3つほど紹介。タイトルは『中学入試にもグローバル化の影響 思考力試す超難問も』。 「大学入試改革を通じて、『学力観』が変わったことが大きい。従来日本では、学力というと、学んで身についたものが学力という学力観が一般的だったが、欧米ではコンピテンシー(行動特性、リテラシー)を学力とみなしている。旧来型の知識・技能中心の学力ではこれからのグローバル社会に対応できなくなるという危機感が広がってきて、学力観がグローバルスタンダードなものに変化しつつあることが、大きな要因である」と、背景から述べました。ページは  こちら 

 週刊東洋経済7月29日号(発行/東洋経済新報社)

◎ 「これから伸びる中学・高校」という特集の中で、『新しい形の問題が増加 中学入試の傾向と対策』のタイトルで2ページの記事を執筆しています。
 大学入試改革を先取りする形で、中学入試は多様化が進み、入試問題も思考力や表現力を問うものに変わってきていることを事例を上げながら解説しました。
 またこうなると、塾に通わせているから安心というわけにはいかない。普段の親のかかわり方が重要になると記述しました。  

  NEWSポストセブン (2017年2月21日/小学館)

◎横浜市立横浜サイエンスフロンティアの開校で、首都圏で21校にまで増えた公立中高一貫校について、一般の人向けにわかりやすく書きました。
 応募者が増えた学校、女子が多いことがふつうな中で男子の応募者が多い学校、辞退者が多い学校といった入試の現状から、特色ある教育を行っている学校、学校による私立中学との併願者の多寡、今年の難関大学の推薦入試の合格者数まで、最新情報を踏まえて、様々な視点から記述しています。ページは  こちら (クリックすると別のウインドウが開きます)で読むことができます。

 日本経済新聞(2016年7月18日朝刊/日本経済新聞社)

◎ 日本経済新聞の教育のページに、「大学の改革論議にらむ 私立中でユニーク入試急増」という2000字の原稿を書きました。2020年から大学入試が大きく変わるとされていることで、保護者はそれへの対応を進学先である私立中高一貫校に求めている。そのため、中学入試では「思考力」「表現力」「プレゼンテーション」「学力評価」など、大学入試改革関連の用語を冠した名称の入試が急増している現象を扱いました。が、ニーズに合わせるために、私学の教育が急速に「均質化」が進んでいることを指摘しました。

 小五教育技術2015年1月号(発行/小学館)

◎ 小学校の先生向けの雑誌に、「注目!知られずにはいられない『公立中高一貫校』」というタイトルの記事を書きました。
 普段中学受験にはかかわってはいないであろう全国の先生向けなので、学校の種類、適性検査の内容から向いている子まで、いろいろな切り口で幅広い内容を扱いました。編集部からも素朴な問い合わせが来るなど、普段取材を受けることが多い育児誌や受験情報誌の担当者とタイプが異なり、新鮮でした。  

 WILLナビ2014 中学受験GUIDE(発行/広真アド)

◎「わが子に合った学校を見つけるために」という記事を書きました。
 必ずしも世間の評価が高い学校に入ったから子どもが立派に成長するとは限らないのが学校選びの難しいところ。最近は偏差値、大学合格実績など、わかりやすい「数字」での学校選択が主流ですが、そのほかの着眼点についても考えてみましょう という趣旨で書きました。また、学校教育というのは、単にシラバスを作り、カリキュラムを整備して、大学への進路指導をすればいいというものではない。思春期の子どもを育てる困難さを学校側が理解していることを感じさせてくれる学校が「いい学校」ではないかと考えている、とも書いています。  

 日本経済新聞(2013年8月3日朝刊/日本経済新聞社)

◎ 7月末、台湾の大学8校を見学してきた。夏季休業中にもかかわらず、各大学で学長や国際センター長が対応してくれた。プレゼンを受けて感じたことは、日本よりはるかにグローバル化が進展していることだ。どの大学でも、出てくる人出てくる人すべてが流暢な英語を話し、DVDで流された設備も最先端。抱いていた台湾のイメージが大きく覆させられた。海外に出なければ気がつかない現実だ。
 子どもを留学させる意味は、こうした海外の様子を肌で感じること、多様な背景を持った人と付き合えるようにすること、そして何よりいま日本の子にいちばん欠けている「タフさを身につける」こと……にあると思う。

  私塾界7月号(2013年7月1日発行/全国私塾情報センター)
◎ 7月号は「私塾と私学」という特集でした。「塾と学校の連携が日本の未来を創る」という大それたタイトルの記事を書きました。学校による塾対象説明会、塾回りから、最近増えている塾講師による補習授業、学内予備校等、塾と学校との連携の現状について書きました。
 最後に塾は、偏差値や大学進学実績など数字にばかり目を向けてしまう保護者に、各学校が持つ特色や魅力を伝えてほしいと結びました。

 サンデー毎日特別増刊「高校の実力」
(2013年6月15日発行/毎日新聞社)

◎ 成長が止まり、社会が閉塞状況に陥った現在、従来型のインプット中心の教育では困難な状況を打開できる人間はなかなか生まれない。
「学びの質の転換」を図らなければ、大学に入っても伸びないし、社会に出ても通用しない。
 だからこそ、生徒たちが巣立つ「新しい時代を見据え」、生徒の将来のために「いま何を果たすべきか」、そうした原点に立ち返って従来の枠にとらわれないプログラムを作っている学校に注目したいと考えている。

  首都圏公立中高一貫校ガイド
(2012年7月25日発行/グローバル教育出版)
◎ 巻頭の「2012年度の結果から2013年度を予想する」を執筆しました。2012年度の入試状況、女子の方が受検者が多い理由、学校別辞退者数、3大模試における結果偏差値、人気の背景、私立中学との併願するケース、大学合格実績、2013年度以降の動向……と、いろいろな角度から分析しました。

  私立中高進学通信7月号(2012年7月1日発行/栄光ゼミナール)
◎ この号では、編集部が「女子力が社会を変える、未来を変える」という特集を組んでいます。その中に、『女子校には女子教育のプロがいる、ロールモデルとなる人が大勢いる』というタイトルの原稿を書いています。女子教育の在り方の変貌とともに、「女性の人生は不連続になる可能性がある。それだけに男子よりも考えなければならないことが多い」といったことを書いています。深く考えている事例もいくつか紹介しています。

  塾ジャーナル11月号(2011年11月1日発行/ルックデータ出版)

◎この号の巻頭記事「学校側、塾側両方から『塾説』を考える」を書きました。いろんな学校の塾対象説明会を訪れて、観察したこと、感じたこと、意見等を率直につづりました。
 学校側については、形式編、内容編に分けて、いいと思った例には〇を、改善した方がいいと思った例には●をつけるといった誌面上の工夫もしています。 塾側については、まず遅刻・早退は止めてもらいたいということを冒頭に記して、塾説の活用法を会場、資料、帰ってから等、詳しく述べています。

 日本経済新聞(2011年11月5日朝刊/日本経済新聞社)

◎ 11年11月5日日本経済新聞朝刊「ニュースクール」という、NEWS COOLとNEW SCHOOLを合わせた土曜朝刊のページに「親和力」というコラムがあります。これを11月から月1回担当することになりました。
 第1回のテーマは「私立中マニフェスト」。親に訴求力があるのは、難関大学への合格者数であるとともに、生徒の学力を伸ばすために、その学校がどんな独自の取り組みをしているか、であること。また、社会での活躍までをにらんだ教育を行っている学校が、いまどきの親の支持を集めている、ということを書いています。

 2010年 中学入試 どこを受ける?(2009年10月刊/学研教育出版)

「わが子を本当に幸せにする学校選びとは?」というタイトルの記事で、多くの学校をみてきた経験から、どのように学校をみていけばよい学校を見つけられるのか、いくつかの学校を例にしながらアドバイスしています。単純に進学校と思われている学校でも、生徒に何を与えたらいいのかということを深いところまで検討して実践している学校、大学のずっと先、生徒の人生まで考えて授業している学校……そうした学校を紹介しています。偏差値や世間の評判などにとらわれず、教育の内容をしっかりみていくようにすれば、きっとお子さんを本当に幸せにしてくれる学校がみつかるはずです。

 進学レーダー 2008年・別冊(2008年7月15日刊/みくに出版)

◎『夏〜入試当日 保護者の心得』というタイトルですが、中学受験の渦中にある保護者にもってほしい基本的なスタンスについて語っています。「勉強すること自体に価値がある」「小学校の行事を休ませる、家の手伝いをさせないというのも賛成できない。親が利己的な姿勢を見せないこと、正々堂々と取り組んでこそかけがえのない経験となる」「わが子にどのように育ってほしいのか、人間として何が大切なのか、しっかりした価値観を親子で共有して受験に臨んでもらいたい」。

 週刊エコノミスト (2008年6月24日号/毎日新聞社)

◎ 仕事柄よく私立中学の先生と話をする。最近、こんなことを口にする先生が増えています。「以前は父親が出てきてくれるとホッとしたものです。でも最近は、父親が乗り出してくるとゾッとします」
 いまは父親も母親と同次元で学校や先生を責めてくる。実はこれ、入学前の受験生活に深くコミットした結果が、中学生活にまで尾を引いているのです。この記事では、そうした父親たちの姿をさまざまなエピソードを交えて語り、最後には、むしろ学校や先生への謙虚な姿勢を育てることが子どもの成長には必要だと述べています。

 日本経済新聞(2008年2月16日夕刊/日本経済新聞社)

◎同日土曜夕刊『生活』欄に「中学受験後 親の心得」という原稿を寄せています。中学受験が終わったあとも、親が後悔を引きずって子に悪影響を与える例が最近はみられます。第1志望校に受かる確率はほぼ30%。大半のそうでない親は子に対してどう向き合えばよいのか、アドバイスしています。小見出しに「偏差値表はゴミ箱に」「堂々とほめて次の一歩」とあるように、結果を受け入れて堂々と次のハードルに向かうようにすすめています。

 週刊エコノミスト(2008年1月22日号/毎日新聞社)

◎「キッズ市場争奪戦」という特集のなかで、「中高一貫ブームで塾再編が進行中」という記事を書いています。四谷大塚をナガセが買収、鉄緑会をベネッセが買収、河合塾と日能研が日能研東海を設立、学研が全国の学習塾を傘下に……と、このところ塾を巡るM&Aが急加速。塾・予備校が相互に乗り入れているほか、外部からの塾業界への参入、受験塾が公文・学研の領域だった小1にまで降りてきている一方、学研が受験塾に乗り出すなど、すみわけも消滅。そうした最近の動向をまとめています。

 週刊エコノミスト(2007年11月13日号/毎日新聞社)

◎ 毎年全員の調査をすることになっているが、短期間の成果を追いかけ、長期的な学校づくりがおろそかにならないか、学力特性、その推移も抽出調査で十分わかる。77億円という巨額な経費は、結果が悪かった県での少人数学級の実現などに使ってはどうだろう。そうした予算の使い方という点にこそ、調査結果を活かしてもらいたいと提案しています。

 学研くるみの木(VOL3・2007年11月1日発行/学習研究社)

◎中学受験の仕事を通じて感じる現在の子育てへの危惧から、このところ子育て自体についても書いたり、話したりしています。「ふつうの子育て」が難しい時代、中学受験は手堅い将来へのパスポートのように思われていますが、本当にそうなのでしょうか。真の意義が見落とされてはいないでしょうか。

 AERA with Kids 秋号(2007年10月1日発行/朝日新聞社)

◎ 「受験まで数ヶ月 困った! どうしよう」というタイトルの記事。「収入は厳しいけれど、私立で教育を受けさせたい。特待生制度ってどうなの?」「あと数ヶ月だというのに、子どもが『受験はやめる』と言い出した!」「仕事の都合がつかず、子ども1人で受験会場に行かせることに。注意点は?」などちょっと変わった11のQに安田が回答しています。

 週刊エコノミスト(2007年7月10日号/毎日新聞社)

◎「中学受験バブル」の大特集の中で、「メディアが煽る『進学成果主義』、強迫観念が親を走らせ、家庭崩壊も」という記事を書いています。過熱する中学受験ブームの一方では、時間的、金銭的、肉体的負担の増大がストレスとなり、親子関係・夫婦関係を危うくするような事例も生まれていることを指摘。風潮に煽られた無理な受験がもたらす歪みを心配しています。

 学研くるみの木(VOL1・2007年7月1日発行/学習研究社)

◎“「人間力」を育てる 親と子の能力開発マガジン”として創刊された本誌に『子供の未来を開く学校選び』について書いています。私立中学を選ぶ際の着眼点について、「思春期の難しさを知っている学校」「生徒の日常をしっかり見つめている学校」「卒業生の進路が多様な学校」など、ユニークな提案をしています。「人間力を育てる学校」として8校の紹介もしています。

 J.J.A.(2007年春号/全国学習塾協会)

◎巻頭の特別寄稿として『教育格差拡大下での塾の課題』を執筆しています。「過熱する中学受験」と「温度が低下する高校受験」、対照的な最近の状況について対比しています。こうした状況下で、塾は経営としては何が課題なのか、最近の子どもへの対応としては進路指導や学習指導ではどのようなことを心がけるべきなのか、塾業界でも保護者でもない第三者の目から見た提案を行っています。

 週刊エコノミスト(2006年12月5日号/毎日新聞社)

◎《教育》の項で『苦悩する教育現場「履修不足」問題の根にある高校教育の“本当の問題”』と題してのレポート。10〜11月にかけ、各地でにわかに高校の『履修不足』問題が騒がれましたが、この「『履修不足』問題」を複合的に捉え、いかに教育行政が現場を軽視しているかを指摘しています。

 週刊エコノミスト(2006年10月24日号/毎日新聞社)

◎特集「私立に勝つ公立高校」のなかで『数字に表れた「都立の復活」』と題して執筆。公立高校では難関大学への進学実績を上げるため「学区の撤廃」「進学指導重点校指定」などの“改革”が進んでいますが、格差を是認しつつ特定校に優秀な生徒を集める実態をレポート。自治体間の進捗状況の差にも触れています。

 週刊エコノミスト(2006年7月11日号/毎日新聞社)

◎中高一貫校の特集のなかで『「負け組にならない」ための受験熱』について執筆しています。首都圏において、増加しつづける中学受験率。その背景といわれる「ニート不安」「公立不信」などの社会現象、教育行政のあり方について考察しています。

 週刊朝日臨時増刊『一流校に入る』(2006年7月10日発行)

◎『わが子から「力」を奪う親』と題して、エッセイを執筆しています。「愛情」が普段の何倍も発揮される中学受験での親の問題点について。自分が主人公になってしまいがちな母親に対して「子育ての最終目標はなにか」を考え、「結果よりプロセスが大事」なことを説き明かしています。

 進学レーダー(みくに出版)

◎中学受験誌における連載企画『PICK UP 最新の高校・大学ニュース』を毎号執筆しています。

 朝日小学生新聞( 朝日新聞社)

◎2005年11/10 号の第一面特集『来年の中学入試はどうなる?』では独占インタビューに応じ、資料を提供しています。また、当紙の連載記事『ママタイムズ』を月2回、担当執筆しています。

 Yomiuri Weekly(読売新聞社)

◎2005年10/23号の誌上座談会『21世紀の中等教育“躍進する私学”』に「学校選びはココが、ポイント」の記事を提供しています。

 朝日合格メール(朝日新聞社)

◎連載コラム『入試は動いている』を執筆しています。

 2006年中学入試どこを受ける?(2005年10月刊 学習研究社)

◎特集記事『2006年ー入試日程別予測ー「この学校が難しくなる やさしくなる」』に取材協力。執筆しています。

 学研・進学情報(2005年9月号 学習研究社)

◎特集記事『“首都圏高校改革の行方”公立高校で進む「分業化」(役割分担)』を3ページにわたって執筆しています。

 2006入試『有名私立女子校&共学校』(2005年4月刊 学習研究社)

◎特集記事『女のコのための学校選び“最新事情”』を15ページにわたって執筆しています。

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